2007年12月3日月曜日

快挙!K太郎、3時間半あまり頑張る

 先の日曜日、K太郎が最近通い始めた空手道場の、
年に一度の合同練習日だった。 お便りを見ると、
1時集合、1時半から合同練習がなんと4時半まで続く。
うわぁー、果たしてK太郎はもつだろうか…。 ものすごい不安。

 白々しく、「今度の日曜日は合同練習だって~。すごいねー。
隣市の武道館であるんだって。一般の部も一緒だから、
めちゃくちゃ格好いい練習見れるかも」とか、
一生懸命、彼がその気になるように仕向けていた。

 とりあえず、その日の行く直前まで、それなりに彼はその気になっていた。
ところが、車に乗っていざ出発し、武道館に近づいていくにつれて、
ソワソワし始め、やだとか、しんどいとか、家に帰るとかゴネだした。
ほらでたっと内心思ったけれど、知らん顔する。

「さ、薬飲んどかなきゃ。」と何度か促すけれど、「苦いし、やだ!」の一点張り。
道は混んでるし、駐車場に入れるかやや心配。このままだと、
彼は行かないと車の中でストライキを始めそうだ。
こういう時にM夫はいつもいない。
とうとう、武道館の入り口まで来て車を停めた。

 すると突然、K太郎は「薬飲むっ」と言って、
自分で薬を出してごくりと急いで飲み込みこむと、
あっという間に入り口へ駆けて行った。私はびっくりしたけれどホッとして、
「ママ、車停めたらすぐに行くから!」
K太郎が転がるように走っていく背後へ叫ぶ。


 12月とはいえ、晴天だったこともあり、広々とした武道館でも
あまり寒くなかったから助かった。1時から4時半まで、
本人達は空手の練習で汗びっしょりだけれど、
私達保護者は、隅っこで座ってずーーっと見学。
お尻からしんしんと冷えてくる。 毎年来ている保護者なのか、
ごついベンチコートに、座布団にひざ掛け、
部屋履き用の分厚い靴下までご持参で見学。さすが…。


 お薬のお陰か、見知った友達がいるせいか、
大勢の中でもそれなりに一緒にやっている。
稽古のテンポは人の倍の遅さだけれど、
一生懸命、皆について頑張っている。
彼の苦手な蹴りや機敏な動きは、かなりしんどそうだけれど、
まずまず、なんとか一緒にやっている。エライエライ。

 練習の進行のテンポがとてもよく、次々と課題をこなしつつも、
何度も休憩が入り、あっという間に時間が経つ。
最後のプログラムは、道場ごとの交流試合。
同じ年頃の門下生の試合を初めて目の当たりにする。
四隅に4人の審判と主審の計5人が試合の勝敗を決める。
保護者が試合のアナウンスや整列のボランティアをしている。

 僅か1分間の試合だが、ものすごく長い真剣勝負の1分間。
皆、必死だ。親も友人達も、大声の声援が飛びかう。
興奮し過ぎて試合が終わった後、泣き出す子もいる。
こういうのが、空手の試合なんだ…。

 試合の休憩時間に、パフォーマンスとして板割りが行われる。
硬そうな板。手、蹴り、回し蹴りと次々と門下生が割っていく。
うゎっ、痛そう!へー、みごとな割れ方!すごいすごい、拍手喝采!!
K太郎は、丸い目をキラキラさせて見入っている。
最後に皆で記念撮影して、終了。
おーっ、とうとう最後までK太郎がちゃんと参加したぞ!快挙、快挙。

 全てが終った後、「オラも板、割ってみたかったな~。」と、
口を尖らせるK太郎。終わるやドッと疲れが出たのか、薬が切れたのか、
板割りをしたかった愚痴を皮切りに、
腹へったー、今すぐどっか食べに行こうだの、
そうだ、帰り道のペットショップでサルを買ってほしいだの、
ワケのわからん我が儘いっぱいのことを言い始めた。
でたっ!とりあえず無視して引きずって帰った。

 K太郎、えらかったよ、オツカレさま。

 

K

2007年12月2日日曜日

K

K

J子に会った

 久しぶりの更新…。
最近、PCの前に座ることが、なかなかできない。

 少し前のこと。日本をしばらく離れている親友J子が
一時帰国をするというので、久しぶりにランチでもということになった。
待ち合わせ場所として、お互い知っているはずの大型店の前でと
いうことにしたのに、工事中で様子が全く変わっていて、
それぞれ違う所で待っていた。

 彼女がプリペイドの携帯を借りたからと言っていたので、早速メール。
でも返事がないから、ひょっとしてと思って辺りを探索すると…
果たして、向こうの柱の傍で、携帯を近くにしたり遠くにしたりして、
必死に携帯を打とうとしている女性がいた。
最近、珍しいしぐさの人だから、遠めに見てもJ子と判別できた。

 「もぉ~、この携帯、打たれへんわ!
この辺も工事中でさっぱりわけわからんし。」
相変わらずのJ子のくったくのない笑顔と坂を転がり下りるような大阪弁。
私も一足飛びに、彼女と一緒に過ごしていた頃に戻った。

 予約していたレストランでレディス懐石を頂きながら過ごした3時間。
街全体が見渡せて紅葉が素晴らしい眺望が有名なレストランだったのに、
おしゃべりに夢中で、私は素敵な景色もランチの味も殆ど覚えていない。
彼女もきっとそうだったかも。

 ま、今の私達にとって、美しい紅葉を愛でたり美味しい懐石を頂くことよりも、
お互いの知らなかった人生について、
少しずつ紐解いて見せ合うことの方が有意義であり、必要なことだった。

 散々しゃべって、泣き笑いして、会計では
 「ここは折半でいこ。次のカフェでは奢るから」
とJ子が言う。知らない街をJ子が先頭きって歩く。いいなぁ、こういう性格。
J子はキョロキョロしながら、ほな、ここがいいやんと、
“○○コーヒー”にサッサか入る。「なんでも言うて。(注文して)」
やっぱり、いいなぁ、こういう態度。

 またまたここでもしゃべって、最後に一足早いクリスマスプレンゼントの交換。
J子は懐かしいアメリカの匂いがプンプンするチョコだの、極彩色の蛇グミだのを、
どっちゃりビニール袋に詰め込んで来ている!
「包装もせんと、ごめんな~。でもこれ、ネット販売で、すごい人気やねんよ。」
と、私にと可愛いカントリー風の柄の鞄、娘達には同様の財布を、
ぶにゅーっと握ると目玉が飛び出るオバケのキーホルダーをK太郎にと、
次々と出してくる。やっぱり、いいなぁ、こういうセンス。

 「でも、実家の母にも夫の母にも、同じような鞄買ってきたのに、
『やっぱり、いらんわ』ってつき返されてん。ひどいやろー。
テン子だけやわ、ありがとうって受け取ってくれたん。がははは。
テン子からのプレゼントは、我が家のツリーの下においとこ。」

 そして、J子からのプレゼントを持って帰るや、
我が家の子ども達はJ子の性格を知っているから、
「こういうの、なつかしーっ。やっぱ、J子さんやわ♪」と大喜び。
J子のママにもお義母さんにもつき返されたという鞄も、
A子がすっかりお気に入りで使っている。アリガトね。

 今年は、私がJ子んちのサンタクロースになれて光栄である。