先の日曜日、K太郎が最近通い始めた空手道場の、
年に一度の合同練習日だった。 お便りを見ると、
1時集合、1時半から合同練習がなんと4時半まで続く。
うわぁー、果たしてK太郎はもつだろうか…。 ものすごい不安。
白々しく、「今度の日曜日は合同練習だって~。すごいねー。
隣市の武道館であるんだって。一般の部も一緒だから、
めちゃくちゃ格好いい練習見れるかも」とか、
一生懸命、彼がその気になるように仕向けていた。
とりあえず、その日の行く直前まで、それなりに彼はその気になっていた。
ところが、車に乗っていざ出発し、武道館に近づいていくにつれて、
ソワソワし始め、やだとか、しんどいとか、家に帰るとかゴネだした。
ほらでたっと内心思ったけれど、知らん顔する。
「さ、薬飲んどかなきゃ。」と何度か促すけれど、「苦いし、やだ!」の一点張り。
道は混んでるし、駐車場に入れるかやや心配。このままだと、
彼は行かないと車の中でストライキを始めそうだ。
こういう時にM夫はいつもいない。
とうとう、武道館の入り口まで来て車を停めた。
すると突然、K太郎は「薬飲むっ」と言って、
自分で薬を出してごくりと急いで飲み込みこむと、
あっという間に入り口へ駆けて行った。私はびっくりしたけれどホッとして、
「ママ、車停めたらすぐに行くから!」
K太郎が転がるように走っていく背後へ叫ぶ。
12月とはいえ、晴天だったこともあり、広々とした武道館でも
あまり寒くなかったから助かった。1時から4時半まで、
本人達は空手の練習で汗びっしょりだけれど、
私達保護者は、隅っこで座ってずーーっと見学。
お尻からしんしんと冷えてくる。 毎年来ている保護者なのか、
ごついベンチコートに、座布団にひざ掛け、
部屋履き用の分厚い靴下までご持参で見学。さすが…。
お薬のお陰か、見知った友達がいるせいか、
大勢の中でもそれなりに一緒にやっている。
稽古のテンポは人の倍の遅さだけれど、
一生懸命、皆について頑張っている。
彼の苦手な蹴りや機敏な動きは、かなりしんどそうだけれど、
まずまず、なんとか一緒にやっている。エライエライ。
練習の進行のテンポがとてもよく、次々と課題をこなしつつも、
何度も休憩が入り、あっという間に時間が経つ。
最後のプログラムは、道場ごとの交流試合。
同じ年頃の門下生の試合を初めて目の当たりにする。
四隅に4人の審判と主審の計5人が試合の勝敗を決める。
保護者が試合のアナウンスや整列のボランティアをしている。
僅か1分間の試合だが、ものすごく長い真剣勝負の1分間。
皆、必死だ。親も友人達も、大声の声援が飛びかう。
興奮し過ぎて試合が終わった後、泣き出す子もいる。
こういうのが、空手の試合なんだ…。
試合の休憩時間に、パフォーマンスとして板割りが行われる。
硬そうな板。手、蹴り、回し蹴りと次々と門下生が割っていく。
うゎっ、痛そう!へー、みごとな割れ方!すごいすごい、拍手喝采!!
K太郎は、丸い目をキラキラさせて見入っている。
最後に皆で記念撮影して、終了。
おーっ、とうとう最後までK太郎がちゃんと参加したぞ!快挙、快挙。
全てが終った後、「オラも板、割ってみたかったな~。」と、
口を尖らせるK太郎。終わるやドッと疲れが出たのか、薬が切れたのか、
板割りをしたかった愚痴を皮切りに、
腹へったー、今すぐどっか食べに行こうだの、
そうだ、帰り道のペットショップでサルを買ってほしいだの、
ワケのわからん我が儘いっぱいのことを言い始めた。
でたっ!とりあえず無視して引きずって帰った。
K太郎、えらかったよ、オツカレさま。
2007年12月2日日曜日
J子に会った
久しぶりの更新…。
最近、PCの前に座ることが、なかなかできない。
少し前のこと。日本をしばらく離れている親友J子が
一時帰国をするというので、久しぶりにランチでもということになった。
待ち合わせ場所として、お互い知っているはずの大型店の前でと
いうことにしたのに、工事中で様子が全く変わっていて、
それぞれ違う所で待っていた。
彼女がプリペイドの携帯を借りたからと言っていたので、早速メール。
でも返事がないから、ひょっとしてと思って辺りを探索すると…
果たして、向こうの柱の傍で、携帯を近くにしたり遠くにしたりして、
必死に携帯を打とうとしている女性がいた。
最近、珍しいしぐさの人だから、遠めに見てもJ子と判別できた。
「もぉ~、この携帯、打たれへんわ!
この辺も工事中でさっぱりわけわからんし。」
相変わらずのJ子のくったくのない笑顔と坂を転がり下りるような大阪弁。
私も一足飛びに、彼女と一緒に過ごしていた頃に戻った。
予約していたレストランでレディス懐石を頂きながら過ごした3時間。
街全体が見渡せて紅葉が素晴らしい眺望が有名なレストランだったのに、
おしゃべりに夢中で、私は素敵な景色もランチの味も殆ど覚えていない。
彼女もきっとそうだったかも。
ま、今の私達にとって、美しい紅葉を愛でたり美味しい懐石を頂くことよりも、
お互いの知らなかった人生について、
少しずつ紐解いて見せ合うことの方が有意義であり、必要なことだった。
散々しゃべって、泣き笑いして、会計では
「ここは折半でいこ。次のカフェでは奢るから」
とJ子が言う。知らない街をJ子が先頭きって歩く。いいなぁ、こういう性格。
J子はキョロキョロしながら、ほな、ここがいいやんと、
“○○コーヒー”にサッサか入る。「なんでも言うて。(注文して)」
やっぱり、いいなぁ、こういう態度。
またまたここでもしゃべって、最後に一足早いクリスマスプレンゼントの交換。
J子は懐かしいアメリカの匂いがプンプンするチョコだの、極彩色の蛇グミだのを、
どっちゃりビニール袋に詰め込んで来ている!
「包装もせんと、ごめんな~。でもこれ、ネット販売で、すごい人気やねんよ。」
と、私にと可愛いカントリー風の柄の鞄、娘達には同様の財布を、
ぶにゅーっと握ると目玉が飛び出るオバケのキーホルダーをK太郎にと、
次々と出してくる。やっぱり、いいなぁ、こういうセンス。
「でも、実家の母にも夫の母にも、同じような鞄買ってきたのに、
『やっぱり、いらんわ』ってつき返されてん。ひどいやろー。
テン子だけやわ、ありがとうって受け取ってくれたん。がははは。
テン子からのプレゼントは、我が家のツリーの下においとこ。」
そして、J子からのプレゼントを持って帰るや、
我が家の子ども達はJ子の性格を知っているから、
「こういうの、なつかしーっ。やっぱ、J子さんやわ♪」と大喜び。
J子のママにもお義母さんにもつき返されたという鞄も、
A子がすっかりお気に入りで使っている。アリガトね。
今年は、私がJ子んちのサンタクロースになれて光栄である。
最近、PCの前に座ることが、なかなかできない。
少し前のこと。日本をしばらく離れている親友J子が
一時帰国をするというので、久しぶりにランチでもということになった。
待ち合わせ場所として、お互い知っているはずの大型店の前でと
いうことにしたのに、工事中で様子が全く変わっていて、
それぞれ違う所で待っていた。
彼女がプリペイドの携帯を借りたからと言っていたので、早速メール。
でも返事がないから、ひょっとしてと思って辺りを探索すると…
果たして、向こうの柱の傍で、携帯を近くにしたり遠くにしたりして、
必死に携帯を打とうとしている女性がいた。
最近、珍しいしぐさの人だから、遠めに見てもJ子と判別できた。
「もぉ~、この携帯、打たれへんわ!
この辺も工事中でさっぱりわけわからんし。」
相変わらずのJ子のくったくのない笑顔と坂を転がり下りるような大阪弁。
私も一足飛びに、彼女と一緒に過ごしていた頃に戻った。
予約していたレストランでレディス懐石を頂きながら過ごした3時間。
街全体が見渡せて紅葉が素晴らしい眺望が有名なレストランだったのに、
おしゃべりに夢中で、私は素敵な景色もランチの味も殆ど覚えていない。
彼女もきっとそうだったかも。
ま、今の私達にとって、美しい紅葉を愛でたり美味しい懐石を頂くことよりも、
お互いの知らなかった人生について、
少しずつ紐解いて見せ合うことの方が有意義であり、必要なことだった。
散々しゃべって、泣き笑いして、会計では
「ここは折半でいこ。次のカフェでは奢るから」
とJ子が言う。知らない街をJ子が先頭きって歩く。いいなぁ、こういう性格。
J子はキョロキョロしながら、ほな、ここがいいやんと、
“○○コーヒー”にサッサか入る。「なんでも言うて。(注文して)」
やっぱり、いいなぁ、こういう態度。
またまたここでもしゃべって、最後に一足早いクリスマスプレンゼントの交換。
J子は懐かしいアメリカの匂いがプンプンするチョコだの、極彩色の蛇グミだのを、
どっちゃりビニール袋に詰め込んで来ている!
「包装もせんと、ごめんな~。でもこれ、ネット販売で、すごい人気やねんよ。」
と、私にと可愛いカントリー風の柄の鞄、娘達には同様の財布を、
ぶにゅーっと握ると目玉が飛び出るオバケのキーホルダーをK太郎にと、
次々と出してくる。やっぱり、いいなぁ、こういうセンス。
「でも、実家の母にも夫の母にも、同じような鞄買ってきたのに、
『やっぱり、いらんわ』ってつき返されてん。ひどいやろー。
テン子だけやわ、ありがとうって受け取ってくれたん。がははは。
テン子からのプレゼントは、我が家のツリーの下においとこ。」
そして、J子からのプレゼントを持って帰るや、
我が家の子ども達はJ子の性格を知っているから、
「こういうの、なつかしーっ。やっぱ、J子さんやわ♪」と大喜び。
J子のママにもお義母さんにもつき返されたという鞄も、
A子がすっかりお気に入りで使っている。アリガトね。
今年は、私がJ子んちのサンタクロースになれて光栄である。
2007年11月20日火曜日
しめじのモチベーション
この週末、私が携わっている地域活動の団体が
地域のお祭りに参加した。食べ物ブースで
タイのグリーンカレーを売ることになり、
地元のおっちゃん、おばちゃんが辛いタイカレーを楽しむことができるか、
いささか心配だったけれど、とりあえず決行。
朝も早くから、公民館の調理室にお仲間が集合しなければならず、
お祭りだから車での来場を控え、M夫が不在だったから、
私ひとりで出るわけにもいかず、K太郎と二人、
いつもの倍の時間をかけて、バスを乗り継ぎ行くことにしていた。
K太郎は「お祭りなんて、ボクは行かない~」とごねていたのだけれど、
日曜日に一人で家に置いておくわけにも行かないから、
「早く駅に着いたら、朝マックおごるから」と、
機嫌よくおだててナントカ起こしたのに、いざ、出掛けに
「おらのDSがなーーっい!」と大騒ぎ。バスの時刻も迫っていて、
「使った後、ちゃんと片付けしないからでしょ!」と私はババ怒り!
結局、いつもの場所の横に置いてあった薬のビニール袋の中に
落ち込んでいたのを見つけて、
「この、ドあほー!」と怒鳴られながら、出発するハメに。
やっとの思いでバスに間に合い(そっち行きは日曜日は1時間に2~3本)、
朝マックを食べようと空腹で出てきたのに、途中のコンビニでサンドイッチを買い、
ぶぃぶぃ言いながら公民館に着いた。
もっと笑顔で爽やかな一日にしたいのに、ったく、いつもこうだ。
調理室では皆がタイカレーの材料切りを始めようとしていた。
私はサンドイッチを口に入れるまもなく、何からする?と聞こうとすると、
すかさずK太郎が「ボクもカレー作るっ」とやる気満々で立ちはだかる。
「K太郎の食べれないタイの辛~いグリーンカレーだよ」と言っても、
作ると言ってきかない。お仲間達が
「K太郎、ほんじゃ、しめじ切ってくれる?」と、
でっかい洗面器ほどのザル3つにテンコ盛のしめじを彼の前に差し出した。
「すごっ。100人前のしめじ…!」(K太郎)
「K太郎、包丁持てる?」
「本当に切れる?」
「切るのは石づきだけでいいからね。」
「家の包丁より良う切れるから、指切らんように。」と、
お仲間のおばちゃんに、
次々忠告されながらも、大きな包丁を手渡された。
もともと料理が大好きなK太郎。
「おらは、しょうらい、料理人になるからな。」と腕まくりをしつつ、
「ネコの手、ネコの手」と左指を丸くして、
さくさくと石づきを切っていく。ほほ、なかなかうまい手つき。
それでも100人前カレー用のしめじの量はハンパじゃない。
ひたすら、ひたすら、ひたすら、黙々とじめじを切るK太郎。
「K太郎、アンタのしめじがなきゃぁ、カレー作れないから。がんばって~!」
「すごーーい、もうそんなに切れた?さすが、K太郎!」と、
K太郎がぼーっとしそうになる頃合に、おばちゃん達の合いの手が入る。
おばちゃん達はモーレツに手を動かしながら、目と口もしっかり動かしている。
切り始めて約1時間。
「ぜんぶ、切れたーー!」と新たなテンコ盛のしめじの向こうで、
K太郎が満面の笑みを浮かべて仁王立ちしている。
粉々のしめじがばらまかれてはいるけれど、ま、少々いいか。
皆から、すごい、すごいと褒めちぎられて、大満足のK太郎。
「さて、DS、DS」と、さっさとDSを抱えて向こうに行ってしまった。
こらっ、後片付けでしょうが!!
お陰様で、タイカレーは100食分、あっという間に完売。
お客さんはみんな、辛いな~と汗をかきかき、
それでもおいしそうに召し上がって下さった。
おどろいたのは、殆ど残飯が出なかったということ。
エコステーションから借りた食器で殆どゴミも出ず。
ただし、やはりちょいと辛すぎたようで…。
館長が子ども用に売っていた綿菓子を買ってきて、
こっそり事務所でなめているのを、私は目撃してしまった。
それ以来、K太郎は
“100人分のしめじを切った男”と自己紹介して回っている。
地域のお祭りに参加した。食べ物ブースで
タイのグリーンカレーを売ることになり、
地元のおっちゃん、おばちゃんが辛いタイカレーを楽しむことができるか、
いささか心配だったけれど、とりあえず決行。
朝も早くから、公民館の調理室にお仲間が集合しなければならず、
お祭りだから車での来場を控え、M夫が不在だったから、
私ひとりで出るわけにもいかず、K太郎と二人、
いつもの倍の時間をかけて、バスを乗り継ぎ行くことにしていた。
K太郎は「お祭りなんて、ボクは行かない~」とごねていたのだけれど、
日曜日に一人で家に置いておくわけにも行かないから、
「早く駅に着いたら、朝マックおごるから」と、
機嫌よくおだててナントカ起こしたのに、いざ、出掛けに
「おらのDSがなーーっい!」と大騒ぎ。バスの時刻も迫っていて、
「使った後、ちゃんと片付けしないからでしょ!」と私はババ怒り!
結局、いつもの場所の横に置いてあった薬のビニール袋の中に
落ち込んでいたのを見つけて、
「この、ドあほー!」と怒鳴られながら、出発するハメに。
やっとの思いでバスに間に合い(そっち行きは日曜日は1時間に2~3本)、
朝マックを食べようと空腹で出てきたのに、途中のコンビニでサンドイッチを買い、
ぶぃぶぃ言いながら公民館に着いた。
もっと笑顔で爽やかな一日にしたいのに、ったく、いつもこうだ。
調理室では皆がタイカレーの材料切りを始めようとしていた。
私はサンドイッチを口に入れるまもなく、何からする?と聞こうとすると、
すかさずK太郎が「ボクもカレー作るっ」とやる気満々で立ちはだかる。
「K太郎の食べれないタイの辛~いグリーンカレーだよ」と言っても、
作ると言ってきかない。お仲間達が
「K太郎、ほんじゃ、しめじ切ってくれる?」と、
でっかい洗面器ほどのザル3つにテンコ盛のしめじを彼の前に差し出した。
「すごっ。100人前のしめじ…!」(K太郎)
「K太郎、包丁持てる?」
「本当に切れる?」
「切るのは石づきだけでいいからね。」
「家の包丁より良う切れるから、指切らんように。」と、
お仲間のおばちゃんに、
次々忠告されながらも、大きな包丁を手渡された。
もともと料理が大好きなK太郎。
「おらは、しょうらい、料理人になるからな。」と腕まくりをしつつ、
「ネコの手、ネコの手」と左指を丸くして、
さくさくと石づきを切っていく。ほほ、なかなかうまい手つき。
それでも100人前カレー用のしめじの量はハンパじゃない。
ひたすら、ひたすら、ひたすら、黙々とじめじを切るK太郎。
「K太郎、アンタのしめじがなきゃぁ、カレー作れないから。がんばって~!」
「すごーーい、もうそんなに切れた?さすが、K太郎!」と、
K太郎がぼーっとしそうになる頃合に、おばちゃん達の合いの手が入る。
おばちゃん達はモーレツに手を動かしながら、目と口もしっかり動かしている。
切り始めて約1時間。
「ぜんぶ、切れたーー!」と新たなテンコ盛のしめじの向こうで、
K太郎が満面の笑みを浮かべて仁王立ちしている。
粉々のしめじがばらまかれてはいるけれど、ま、少々いいか。
皆から、すごい、すごいと褒めちぎられて、大満足のK太郎。
「さて、DS、DS」と、さっさとDSを抱えて向こうに行ってしまった。
こらっ、後片付けでしょうが!!
お陰様で、タイカレーは100食分、あっという間に完売。
お客さんはみんな、辛いな~と汗をかきかき、
それでもおいしそうに召し上がって下さった。
おどろいたのは、殆ど残飯が出なかったということ。
エコステーションから借りた食器で殆どゴミも出ず。
ただし、やはりちょいと辛すぎたようで…。
館長が子ども用に売っていた綿菓子を買ってきて、
こっそり事務所でなめているのを、私は目撃してしまった。
それ以来、K太郎は
“100人分のしめじを切った男”と自己紹介して回っている。
2007年11月12日月曜日
5日間だけの息子達 続編(があった…!)
ここんところ、ずっと私の体調が悪かったので、すっかり昔のことのようだけれど、
つい半月前に来ていた、例のホームスティの息子達(WとXという名前)のその後が、
(性格にはその一人だけれど)実はあったというのが、最近判明した。
ある日の夕飯の後、何かについて家族が一緒に話し込んでいた時、
やおら、A子が「私、ちょっと今忙しいから…」と席を立ち、イソイソと自分の部屋へ退散。
また、別の日にも同じようなことがあり、一体何?って聞くと、
「ぐふふ、わたし、Wとメッセ(メッセンジャー)してるから~。」といつもの無表情なA子に、
似合わぬ嬉しそ~な顔。
「えーーっ!!? Wとメッセーぇ??」と、家族の誰もがわが耳を疑った!
おいおい、今までBFなんて全く興味なかったA子なのにぃ?どーしちゃったんだ?A子?!
まあ、あの時デジカメ撮ったしね、そのやりとりかなと思っていると…
またまたある日、
「ね、ママ、英語の文章で○○の時とか、なんて表現するの?」とか、
やたらきいて来る。ひぇ~、A子が英語勉強してる?
まだWとメッセしてるの?ときくと、またもや嬉しそうな顔。
私が持っている英語の教本を何冊か、A子に見せると、
「うわ~、助かる!ありがとー。ママ。」
「!!!???」(私)
「まぁ、モチベーションは何でもいいわな、英語勉強する気になれば。」とY子。
いつまで続くんだろ…と密かに私達は考えてる。
「また、バスケの試合でBeijing行くもんね~」なんて、
ワケのわからんことまで独り言いってるA子。
どーでもいいから、そろそろ本気で受験勉強せい。
つい半月前に来ていた、例のホームスティの息子達(WとXという名前)のその後が、
(性格にはその一人だけれど)実はあったというのが、最近判明した。
ある日の夕飯の後、何かについて家族が一緒に話し込んでいた時、
やおら、A子が「私、ちょっと今忙しいから…」と席を立ち、イソイソと自分の部屋へ退散。
また、別の日にも同じようなことがあり、一体何?って聞くと、
「ぐふふ、わたし、Wとメッセ(メッセンジャー)してるから~。」といつもの無表情なA子に、
似合わぬ嬉しそ~な顔。
「えーーっ!!? Wとメッセーぇ??」と、家族の誰もがわが耳を疑った!
おいおい、今までBFなんて全く興味なかったA子なのにぃ?どーしちゃったんだ?A子?!
まあ、あの時デジカメ撮ったしね、そのやりとりかなと思っていると…
またまたある日、
「ね、ママ、英語の文章で○○の時とか、なんて表現するの?」とか、
やたらきいて来る。ひぇ~、A子が英語勉強してる?
まだWとメッセしてるの?ときくと、またもや嬉しそうな顔。
私が持っている英語の教本を何冊か、A子に見せると、
「うわ~、助かる!ありがとー。ママ。」
「!!!???」(私)
「まぁ、モチベーションは何でもいいわな、英語勉強する気になれば。」とY子。
いつまで続くんだろ…と密かに私達は考えてる。
「また、バスケの試合でBeijing行くもんね~」なんて、
ワケのわからんことまで独り言いってるA子。
どーでもいいから、そろそろ本気で受験勉強せい。
2007年11月11日日曜日
ツブヤキ
大抵の子どもは母親が大好きなんだよね、きっと。
私も母親になって早くも20年近く!(おぉ、そんなになったか!)
子どもも3人も育ててきて、そろそろ母親って存在が、
自分と自然に同一になってもよい頃なんだけれど、
いつまでたってもなんかシックリこない。
他の人はそういう感覚ってないのかしらん?
片や、親っていうものは子どもが可愛くて愛おしくてたまらないもんなんだよね、
きっと。
私の親にいたっては、いつまでたっても私を“自分”の娘という意識が強くて、
とても愛おしく思ってはくれるんだけれど、
どうも、私もこの子達(自分の孫の)の母親であるということを、
時々忘れているんじゃないかって感じることがある。
この感覚に対しても、なんかシックリこない。
これは、ちょっと先の感情とは矛盾するんだけれどもね。
私は彼らにとって、母親でもあり娘でもあるんだけれど、
私はどちらにもシックリこない自分をいつも意識してしまい、
ある意味自己嫌悪してしまう。
母親でありたいという気持ちよりも、母親であろうという意識と、
娘でありたいという気持ちよりも、娘であろうという意識が、
私の場合、それぞれ優っているから不自然なんだな、きっと。
それだけ、彼らへの愛情が愛着が薄いっていうことなんだろうか。
もちろん、色々なの親子のあり方があるだろうし、
そんなにステレオタイプに考える必要もないんだろうけれど、
なんだか最近、特にこの問題にひっかかる自分がいる。
どこかで無意識に無理をしているのかな、私は。
まるまる自分だけの自分に戻りたいと切に感じることも、
実際、無理な話なんだけれどね。
私も母親になって早くも20年近く!(おぉ、そんなになったか!)
子どもも3人も育ててきて、そろそろ母親って存在が、
自分と自然に同一になってもよい頃なんだけれど、
いつまでたってもなんかシックリこない。
他の人はそういう感覚ってないのかしらん?
片や、親っていうものは子どもが可愛くて愛おしくてたまらないもんなんだよね、
きっと。
私の親にいたっては、いつまでたっても私を“自分”の娘という意識が強くて、
とても愛おしく思ってはくれるんだけれど、
どうも、私もこの子達(自分の孫の)の母親であるということを、
時々忘れているんじゃないかって感じることがある。
この感覚に対しても、なんかシックリこない。
これは、ちょっと先の感情とは矛盾するんだけれどもね。
私は彼らにとって、母親でもあり娘でもあるんだけれど、
私はどちらにもシックリこない自分をいつも意識してしまい、
ある意味自己嫌悪してしまう。
母親でありたいという気持ちよりも、母親であろうという意識と、
娘でありたいという気持ちよりも、娘であろうという意識が、
私の場合、それぞれ優っているから不自然なんだな、きっと。
それだけ、彼らへの愛情が愛着が薄いっていうことなんだろうか。
もちろん、色々なの親子のあり方があるだろうし、
そんなにステレオタイプに考える必要もないんだろうけれど、
なんだか最近、特にこの問題にひっかかる自分がいる。
どこかで無意識に無理をしているのかな、私は。
まるまる自分だけの自分に戻りたいと切に感じることも、
実際、無理な話なんだけれどね。
2007年11月4日日曜日
スーパーウーマン
スーパーウーマンはいつも強い
どこにいても、どんな時でも、彼女は困った人を助けに行く
スーパーウーマンはいつも笑顔
雨の日も、風の日も、嵐の日だって彼女はにこやかにやってくる
スーパーウーマンはいつも無敵
大男にも、怪物にも、エーリアンにだって負けやしない
スーパーウーマンはいつも元気
24時間、365日、風邪もひかなきゃ、下痢もしない
スーパーウーマンはいつもみんなの希望
悲しいことなんてない、悩みもない、ストレスでイライラすることなんて、まるっきりない
でも…
スーパーウーマンは時々、羨ましくなる
3分間でエネルギーランプが点滅するウルトラマンのこと
ピコンピコンピコンピコン
この上もなく羨ましくなることがある
思い切り戦う時間が、3分間だけのウルトラマンのことが
どこにいても、どんな時でも、彼女は困った人を助けに行く
スーパーウーマンはいつも笑顔
雨の日も、風の日も、嵐の日だって彼女はにこやかにやってくる
スーパーウーマンはいつも無敵
大男にも、怪物にも、エーリアンにだって負けやしない
スーパーウーマンはいつも元気
24時間、365日、風邪もひかなきゃ、下痢もしない
スーパーウーマンはいつもみんなの希望
悲しいことなんてない、悩みもない、ストレスでイライラすることなんて、まるっきりない
でも…
スーパーウーマンは時々、羨ましくなる
3分間でエネルギーランプが点滅するウルトラマンのこと
ピコンピコンピコンピコン
この上もなく羨ましくなることがある
思い切り戦う時間が、3分間だけのウルトラマンのことが
2007年10月28日日曜日
5日間だけの息子達
今朝夜明け前、バスの中から大きな手を振りながら帰って行った。
たった5日間だけ、次女A子の学校同士の国際試合のために
Beijingから来た息子達。
初めてよそ様のお子を預かった5日間。
早起きが大の苦手のA子が、見送りに絶対に行くと4時半に起きた!
私にとって大変じゃなかったとは言えないけれど、
190cmの巨体に似合わず、余り食べない、余り大声でしゃべらない、
遊びに連れて行っても門限の1時間前にはちゃんと帰ってくる、
本当にお行儀のよい息子達だったから、
バスの中で手を振るその姿がとても愛おしかった。
風邪なんて年に一度もひくかどうかの元気印の私なのに、
なんとも生憎、先週からずっと風邪をこじらせていて、
頭痛と腰痛がひどくて、ホストファミリーを引き受けたものの、
どうなることやら本当に困っていた。
ええい、なるようになるさで受け入れが始まると、
彼らのスケジュールが忙しかったことも幸いしてなんとか乗り切った感じ。
我ながら今回ばかりは辛かった時もあったけれど、
デッカい彼らがいなくなってしまった我が家は、妙にガランとしている。
最初の日のディナーは焼肉なら食べられるかと、
おそるおそる寿司と共に出したけれど、反応がイマイチ。
一人は寿司大好き!だったけれど、もう一人がダメだったみたい。
それにどうやら野菜が嫌いだったと見えて、
サラダも焼肉の野菜も手をつけない。
どうしたもんだか…
それに二人の態度がぎこちないので、やっと気がつく…!
我が家の居間の食卓!そう、我が家の食卓が低すぎて、
彼らの長い長い足の行き場所がなかったのだ!
座るに座れず、足を伸ばすわけにもいかず、
食べるものも喉を通らないような姿勢で座るハメになっていたのだ。
盲点だった!!カルチャーショック!!!
大きい選手かもとは予想していたから、寝床の心配はずっとしていたのに、
食卓の高さを考えてみたことは、なかった。
「足を伸ばして(座りなさい)、伸ばして!」と、
食卓の下を覗き込みながら私が叫ぶ。
それから、彼らはちょっとほっとした顔をして食べ始めた。
私に似ず大人しいA子も、緊張してか食事中からあまり喋らない。
こんな時に限って、夫のM夫は帰りが遅く、英語の話せるY子はバイト。
一通りの話が終わってしまうと、なんとも気まずくなってくる。
沈黙はヤバイぞと思っていると、
末っ子のK太郎がゲームしたさに彼らを二階に誘う。
彼らも嬉しそうに誘われるままに二階のゲーム機の前に。
K太郎は「イエス」と「ノー」だけを駆使し、
時たま擬音語を混ぜて彼らと会話し始めている。
「お~、イエスイエス。」
「それはノーノーノー。…イエ~ス!ピンポーン。」
子どもならではの、すご腕国際交流!
一気に彼らも私達もほぐれて、いいムード、いいムード。
そんな騒動も、今はいい思い出。
毎日トーナメントでゲームが続き、土曜日が決勝戦だったので、
K太郎と午前中だけ見に行った。あんなにうちでは大人しい彼らなのに、
ゲーム中は物凄いスパイク、ブロックをバンバン決めている。
かっこいい~!
K太郎もほれぼれとゲームに見入っていた。
最後の夜。ちょっとした日本のお菓子をお土産に渡すと、
実は二人からのプレゼントを用意していたんだと、
真っ赤なチャイナ風の袋を頂く。
中から沢山の可愛い小物やチョコレートが出てきた。
M夫以外の男性からプレゼントを頂くなんて、何十年ぶりかしらん?!
バスに乗り込む彼らと、大きなハグをして「またおいで」と言うと、
とても嬉しそう(にみえた)だった。
見送りに来ていた先生方は毎度のことだからか、
感慨にふける人は殆どいなくて、
『あー、今回も無事に終わってよかった!!』ととても安堵の顔つき。
バスが出発するや、みんな踵を返し、
「お疲れ様~、ほんじゃ、おやすみなさい」なんて、
冗談言い合いながら別れた。
Beijingまでたったの2時間。
もう多分会うことはないかもしれないけれど、元気でねっ♪
たった5日間だけ、次女A子の学校同士の国際試合のために
Beijingから来た息子達。
初めてよそ様のお子を預かった5日間。
早起きが大の苦手のA子が、見送りに絶対に行くと4時半に起きた!
私にとって大変じゃなかったとは言えないけれど、
190cmの巨体に似合わず、余り食べない、余り大声でしゃべらない、
遊びに連れて行っても門限の1時間前にはちゃんと帰ってくる、
本当にお行儀のよい息子達だったから、
バスの中で手を振るその姿がとても愛おしかった。
風邪なんて年に一度もひくかどうかの元気印の私なのに、
なんとも生憎、先週からずっと風邪をこじらせていて、
頭痛と腰痛がひどくて、ホストファミリーを引き受けたものの、
どうなることやら本当に困っていた。
ええい、なるようになるさで受け入れが始まると、
彼らのスケジュールが忙しかったことも幸いしてなんとか乗り切った感じ。
我ながら今回ばかりは辛かった時もあったけれど、
デッカい彼らがいなくなってしまった我が家は、妙にガランとしている。
最初の日のディナーは焼肉なら食べられるかと、
おそるおそる寿司と共に出したけれど、反応がイマイチ。
一人は寿司大好き!だったけれど、もう一人がダメだったみたい。
それにどうやら野菜が嫌いだったと見えて、
サラダも焼肉の野菜も手をつけない。
どうしたもんだか…
それに二人の態度がぎこちないので、やっと気がつく…!
我が家の居間の食卓!そう、我が家の食卓が低すぎて、
彼らの長い長い足の行き場所がなかったのだ!
座るに座れず、足を伸ばすわけにもいかず、
食べるものも喉を通らないような姿勢で座るハメになっていたのだ。
盲点だった!!カルチャーショック!!!
大きい選手かもとは予想していたから、寝床の心配はずっとしていたのに、
食卓の高さを考えてみたことは、なかった。
「足を伸ばして(座りなさい)、伸ばして!」と、
食卓の下を覗き込みながら私が叫ぶ。
それから、彼らはちょっとほっとした顔をして食べ始めた。
私に似ず大人しいA子も、緊張してか食事中からあまり喋らない。
こんな時に限って、夫のM夫は帰りが遅く、英語の話せるY子はバイト。
一通りの話が終わってしまうと、なんとも気まずくなってくる。
沈黙はヤバイぞと思っていると、
末っ子のK太郎がゲームしたさに彼らを二階に誘う。
彼らも嬉しそうに誘われるままに二階のゲーム機の前に。
K太郎は「イエス」と「ノー」だけを駆使し、
時たま擬音語を混ぜて彼らと会話し始めている。
「お~、イエスイエス。」
「それはノーノーノー。…イエ~ス!ピンポーン。」
子どもならではの、すご腕国際交流!
一気に彼らも私達もほぐれて、いいムード、いいムード。
そんな騒動も、今はいい思い出。
毎日トーナメントでゲームが続き、土曜日が決勝戦だったので、
K太郎と午前中だけ見に行った。あんなにうちでは大人しい彼らなのに、
ゲーム中は物凄いスパイク、ブロックをバンバン決めている。
かっこいい~!
K太郎もほれぼれとゲームに見入っていた。
最後の夜。ちょっとした日本のお菓子をお土産に渡すと、
実は二人からのプレゼントを用意していたんだと、
真っ赤なチャイナ風の袋を頂く。
中から沢山の可愛い小物やチョコレートが出てきた。
M夫以外の男性からプレゼントを頂くなんて、何十年ぶりかしらん?!
バスに乗り込む彼らと、大きなハグをして「またおいで」と言うと、
とても嬉しそう(にみえた)だった。
見送りに来ていた先生方は毎度のことだからか、
感慨にふける人は殆どいなくて、
『あー、今回も無事に終わってよかった!!』ととても安堵の顔つき。
バスが出発するや、みんな踵を返し、
「お疲れ様~、ほんじゃ、おやすみなさい」なんて、
冗談言い合いながら別れた。
Beijingまでたったの2時間。
もう多分会うことはないかもしれないけれど、元気でねっ♪
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