先の日曜日、K太郎が最近通い始めた空手道場の、
年に一度の合同練習日だった。 お便りを見ると、
1時集合、1時半から合同練習がなんと4時半まで続く。
うわぁー、果たしてK太郎はもつだろうか…。 ものすごい不安。
白々しく、「今度の日曜日は合同練習だって~。すごいねー。
隣市の武道館であるんだって。一般の部も一緒だから、
めちゃくちゃ格好いい練習見れるかも」とか、
一生懸命、彼がその気になるように仕向けていた。
とりあえず、その日の行く直前まで、それなりに彼はその気になっていた。
ところが、車に乗っていざ出発し、武道館に近づいていくにつれて、
ソワソワし始め、やだとか、しんどいとか、家に帰るとかゴネだした。
ほらでたっと内心思ったけれど、知らん顔する。
「さ、薬飲んどかなきゃ。」と何度か促すけれど、「苦いし、やだ!」の一点張り。
道は混んでるし、駐車場に入れるかやや心配。このままだと、
彼は行かないと車の中でストライキを始めそうだ。
こういう時にM夫はいつもいない。
とうとう、武道館の入り口まで来て車を停めた。
すると突然、K太郎は「薬飲むっ」と言って、
自分で薬を出してごくりと急いで飲み込みこむと、
あっという間に入り口へ駆けて行った。私はびっくりしたけれどホッとして、
「ママ、車停めたらすぐに行くから!」
K太郎が転がるように走っていく背後へ叫ぶ。
12月とはいえ、晴天だったこともあり、広々とした武道館でも
あまり寒くなかったから助かった。1時から4時半まで、
本人達は空手の練習で汗びっしょりだけれど、
私達保護者は、隅っこで座ってずーーっと見学。
お尻からしんしんと冷えてくる。 毎年来ている保護者なのか、
ごついベンチコートに、座布団にひざ掛け、
部屋履き用の分厚い靴下までご持参で見学。さすが…。
お薬のお陰か、見知った友達がいるせいか、
大勢の中でもそれなりに一緒にやっている。
稽古のテンポは人の倍の遅さだけれど、
一生懸命、皆について頑張っている。
彼の苦手な蹴りや機敏な動きは、かなりしんどそうだけれど、
まずまず、なんとか一緒にやっている。エライエライ。
練習の進行のテンポがとてもよく、次々と課題をこなしつつも、
何度も休憩が入り、あっという間に時間が経つ。
最後のプログラムは、道場ごとの交流試合。
同じ年頃の門下生の試合を初めて目の当たりにする。
四隅に4人の審判と主審の計5人が試合の勝敗を決める。
保護者が試合のアナウンスや整列のボランティアをしている。
僅か1分間の試合だが、ものすごく長い真剣勝負の1分間。
皆、必死だ。親も友人達も、大声の声援が飛びかう。
興奮し過ぎて試合が終わった後、泣き出す子もいる。
こういうのが、空手の試合なんだ…。
試合の休憩時間に、パフォーマンスとして板割りが行われる。
硬そうな板。手、蹴り、回し蹴りと次々と門下生が割っていく。
うゎっ、痛そう!へー、みごとな割れ方!すごいすごい、拍手喝采!!
K太郎は、丸い目をキラキラさせて見入っている。
最後に皆で記念撮影して、終了。
おーっ、とうとう最後までK太郎がちゃんと参加したぞ!快挙、快挙。
全てが終った後、「オラも板、割ってみたかったな~。」と、
口を尖らせるK太郎。終わるやドッと疲れが出たのか、薬が切れたのか、
板割りをしたかった愚痴を皮切りに、
腹へったー、今すぐどっか食べに行こうだの、
そうだ、帰り道のペットショップでサルを買ってほしいだの、
ワケのわからん我が儘いっぱいのことを言い始めた。
でたっ!とりあえず無視して引きずって帰った。
K太郎、えらかったよ、オツカレさま。
2 件のコメント:
K太郎、頑張ったね!
空手やってるの知らんかった。
あ、それで最近坊主頭ヘアカットにしてるんやね。
うん、彼は雰囲気からも、空手が向いている気がする。
J子
イロイロとコメントありがとね。
私もすっかり、ブログの書き込み忘れてた。
学校が始まり、K太郎はゆるゆるの出だしですが、いきなり毎日のように担任の先生から電話があります。
先生も一生懸命にフォローして下さるのですが、やっぱり敵はさる者、引っ掻く者…いや、K太郎が結構手ごわいので、相変わらず大変のようです。
気にすべきか、気にせざるべきか、
それが問題だ。
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